soul-body-unity’s blog

心身一如、自分を知り活かす

トイレの件はトイレに留まらず。

9月13日(日)夜

 

父とトイレの件にて口論

 

この話はトイレの話に終わらず

わたしが気づいたことは

自分がまだ父を許せていないということ

 

父を許さないことでの利益を受け取っていたこと

許さずに責め続けていれば

こちらのほうを見てもらえる

わたしのことを見てもらえる

わたしのことを気にしてくれる

 

 

なんとお恥ずかしい話なのだろう

気づいて泣けてきたな

 

 

どこかで手放したつもりでいたのに

まだまだぐっと握りしめていたのね

 

 

父とは小学2年生から

高校を卒業して上京するまで

まともに一緒に暮らしたことがなくて

お父さんではあるけれど、お父さんと思えたことがなかった

 

 

ずっとわたしのことに興味ないのだろうって感じてたし

自分の進路についてとか

身の回りで起こった出来事なんかも

この時期に話したことはない

存在しているのに幽霊みたい

 

 

話す姿を見るのは母と口論している時だけ

あとは仕事をしている時くらいかな

 

 

当時は話しかけるのもすごく怖くて

父の前に立つと萎縮していた気がする

 

 

父と母は不仲だったので

わたしは父の愚痴や不満を母から浴びるように聞いた

だから余計にわたし自身も距離を置くようになったな

 

 

母の味方でいなきゃ生きていけないって

本能的に感じたのかもしれない

 

 

やっぱり小さいながらに

両親の不仲は本当に悲しかったし、寂しかった

 

 

共働きで2人とも忙しくて

物心ついてから家族旅行はもちろん

家族でご飯を食べに出かけたことがない

学校で友達の話を聞いて

家族で旅行に行ったり買い物に出たりするんだと驚いたもの

(もちろん両親が不仲だったことも理由にあるけど)

 

 

ただ一つ言えることは

当時、金銭的に裕福ではあったと思う

お金のことで苦労した覚えも

欲しいものをお金がないからという理由で

買えないと言われたことはない

家の中には溢れて有り余るほどの物があったし

 

 

お金を稼ぐことよりも

心を傾けるほうが

何倍もの手間がかかる

 

 

もちろん生活にはお金が必要

そのおかげで生活は安定する

 

 

心はどうなんだろうね

もちろん、

お金があれば心の安定に繋がるでしょう

けどそれだけじゃないのが、心なんだろうなと

 

 

目の前の相手に対して

どれだけ心を寄せられるか

真剣に向き合うか

特に子供はそういうところを

肌でビンビン感じ取っているんだろうね

 

 

父からすれば稼いでくることが愛情

わたしからすれば話を聞いてくれることが愛情

 

 

両者相容れず

 

 

それぞれの愛情の表現方法があることは

大人になってから分かるんだけれども

 

 

高校生の時は

本当に腹が立つ瞬間があって

この人は一体何なんだ!!

わたしは怒りで満ち満ちたわけで

 

 

ある時から父だと思うことで

腹が立つのだから

「どこかのおじさん」にしておくことにした

ここで蓋したんだな

 

 

蓋すると発酵して

ゆくゆくは腐っちゃうんだよね

 

 

大学在学中に

母が病気になって闘病後に亡くなって

父とのやり取りが復活した

 

 

この13年くらい

わたし自身も当時よりは

成長した気分でいたのだけれど

 

 

トイレの一件で

許せない想いがまだあることに気づいちゃったのねぇ

 

 

もし、

この許せない想いを手放したら

父がわたしのことを気にかけなくなる恐怖

だから許さないし、許すことができなかった

 

 

ずっと心の中で蓋されてた何かしらが

トイレの件でちょっと流されて

 

 

「おーい、

ここにまだ腐ってるのあるよーーー!!

すんごい臭いを放ってるけどこのままでいいんかい??」

 

 

と語りかけてきたわけ

それに対する自分の口からポロって出た言葉は

 

 

「もう誰かのせいにするのは嫌だし、何かを責め続けるのは疲れる」

 

 

誰かっていうのは父だったり、

何かっていうのは両親の関係についてだったりする

 

 

そもそも、

許すも許さないもないのだよね

良いも悪いもないっていうか

 

 

ただ自分の

悲しかった、寂しかったを

受け取るだけでいいんだなと肚落ちしたのです

 

 

わたしがわたしをしっかり見ていて

ニーズを知り気にかけていること

 

 

それができていれば

誰かや何かを許さないことで

依存する必要なんてないんだもの

 

 

そんなことを

忘れないようにしようと心に決めた、

トイレの件でした。

 

 

 

追伸

トイレは流れているほうがいい

 

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